糸魚川の翡翠は【硬い石】として知られ、思い描いた形に削り出せる職人を探すだけでも、想像以上に時間がかかりました。理想の仕上がりに辿り着くまで、職人探しに数年を要したのが正直なところです。
さらに、翡翠は2016年に【日本の国石】に指定されて以降、注目度が一気に高まり、さまざまな浮いた話や短期的なブームも生まれました。
そんな中で私たちが向き合ったのは、単なるトレンドではなく、糸魚川の翡翠が持つ文化的価値をどう継承し、現代のマーケティングとして成立させるか、という難題でした。
素材の背景に敬意を払いながら、いまの時代に響く表現と導線を組み立てる。
その両立こそが、このブランドづくりで最も大変で、そして最も重要だった挑戦です。